『いちばんやさしいRPAの教本』を読んだ
私はシステムインテグレーターでAI,RPA関連のソリューション営業をしています。
『いちばんやさしいRPAの教本』という本を読んだので、
参考になった点を所感をまとめます。
(予約特典付き)いちばんやさしいRPAの教本 人気講師が教える現場のための業務自動化ノウハウ (「いちばんやさしい教本」シリーズ)
- 作者: 進藤圭
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2018/10/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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RPA導入はAIにつながる
現在のAIでできることはデータに基づいて予測や分類を行うということ。
AIでは「データをどう集めるか」ということが課題になりやすいので、
将来のAI化を見据えている場合、RPAを導入しておくとハードルを下げることができる。
⇒この考え方は参考になりました。
営業活動の際にそのまま言えそうです。
RPA化に適した業務
以下の業務がRPAを導入するのに適している。
1. マニュアルがある業務
2. 人的コストがかかる、作業量の多い業務
3. シンプルで現場のモチベーションが低い業務
⇒「1.マニュアルがある業務」がRPAの導入に適しているのは、
その通りではあるのですが、
実際、他社にRPA導入のソリューション営業をすると、
対象業務にマニュアルがなかったり、
マニュアルはあっても形骸化していたり、
現場の独自ルールがあったりすることがほとんどです。
「マニュアルがないから導入しない」
ではなく、
「RPA導入を機に業務を整理する」
「RPA導入を餌に、業務コンサルとしての案件を提案をする」
くらいのスタンスのほうが営業としてはいいのかなと思えました。
野良RPAを防ぐために中央管理機能があるソフトを選択するとよい
⇒私は以前、試験自動化に関する社内プロジェクトのマネジメントをしていたことがありますが、
RPAと試験自動化はとてもよく似ています。
(実際、本書でも著名な試験自動化OSSであるSeleniumについての言及があります。)
野良試験スクリプトをたくさん作ってしまったので、
中央管理の考え方にはとても納得してしまいました。
おわりに
「いちばんやさしい」というタイトルの通り、平易な内容でよくまとまっています。
RPAのソシューション営業として、使えそうな考え方が多く、
参考になりました。