もぎぺげ

SIer勤務です。AIのソリューション営業をしています。

PMPを取得しました(PMBOK第6版) -①受験までの準備-

PMPを取得しました。(PMBOK第6版)
1回目の受験は失敗し、2回目での合格となりました。
受験を決意してから約3カ月での資格取得です。

これから受ける人の参考になればとの思いで受験記録を残しておきます。

PMPを取得しようと思った理由

グローバル案件に携わりたいと思った

私は学生時にワーキングホリデーで1年近く海外に滞在していたことがあるものの、 入社からドメスティックな案件にしか携わったことがなく、 グローバル案件に憧れがあります。

プロジェクトマネージャの資格にはPMPの他に、 国家資格であるIPAのプロジェクトマネージャ試験があります。 こちらも将来取得を目指したいと思っている資格ではあるのですが、 まずはグローバルで知名度があるPMPを優先させました。

市場価値が上がると思った

転職を意識していた時期に、気になった求人票の多くに PMPがあると望ましいといった旨の記載があったので、 多少アピールの材料になるのではと思いました。

プロジェクトマネジメントのフレームワークを知りたかった

私は現在、システムインテグレーターでAI関連の営業をしていますが、 少し前に小規模なプロジェクトチームをマネジメントしていました。 プロジェクトとしての結果はうまくいったのですが、 「我流」で再現性がないマネジメントをしてしまったという反省がありました。

またチームをマネジメントする立場になった際に、 PMBOKガイドという、いわゆるフレームワークを学ぶことで、 運任せのマネジメントではなく成功率の高いマネジメントができるようになるのではと思い、 勉強してみたいと思いました。

受験に必要な35時間研修

PMPの受験に必要な「35時間の公式なプロジェクトマネジメントの研修の受講」については、 Udemyの「PMP Exam Prep Seminar - PMBOK Guide 6」という講座を選択しました。

https://www.udemy.com/pmp-pmbok6-35-pdus

英語のe-Learningの講座ですが、
とにかく費用が格安で、私が購入した2018年11月時点では¥1,400(¥24,000からの94%OFF)です。
2019年2月現在も同じ価格だったので、ずっとセールしてるような気がします。

集合研修だと20万前後、日本のe-Learningでも5万円前後しますので、 破格と言えると思います。

内容としても講師の方の英語がとてもクリアですし、 各チャプターの最後に元気づけるようなことも言ってくれるので 励みになります。

私は細かいことは気にせず大枠をつかめば十分という気持ちで受講し、
半月くらいで一気に終わらせてしまいました。

職務経歴書の英文

監査にかかることなく、提出してから5営業日ほどで通過しました。
題材としては私の社会人4年間の経験から以下の2つを選びました。

  • 自動試験スクリプト作成プロジェクトのマネジメント
  • 基幹系システムの保守

「保守」はプロジェクトマネジメントっぽくはないですが、 「ベンダの方をマネジメントし、品質を向上」といった具合に記載しました。
必ずしもプロジェクトマネージャーという肩書の仕事でなくても
マネジメント要素があれば審査は通るようです。

使用した参考書

  1. PMP試験合格虎の巻 第6版

    PMP試験合格虎の巻 第6版対応

    PMP試験合格虎の巻 第6版対応

  2. PMPパーフェクトマスター 第6版

    PMPパーフェクトマスター PMBOK第6版対応

    PMPパーフェクトマスター PMBOK第6版対応

  3. プチまな 基礎編 / 合格編
    単語帳/過去問題/ドリルアプリ「Puchimana(プチまな)」【iPhone,Android対応】

  4. PMBOKガイド 第6版(PMI公式ページからPDFをダウンロード)

虎の巻とパーフェクトマスターは、答えを覚えてしまわないように交互に2周ほど勉強しました。
並行して、プチまなを主に電車移動中にiPadで勉強しました。
プチまな学習中に知識が抜けてると気づいた箇所はスクリーンショットに撮り、 机に座って勉強できる時にノートにまとめていました。

PMBOKガイドはざっと一通りは読みましたが、 どちらかというと参考書で気になることがあった時に辞書的に参照するような使い方をしていました。

本番の試験の難易度は、虎の巻やパーフェクトマスターの巻末問題より難しいです。
(初めて巻末問題を解いた際、どちらも7.5割程度の正答率でしたが、1回目の受験では落ちてしまいました)
上記の参考書の学習とは別に各プロセスのインプット、ツールと技法、アウトプット(ITTOと呼ばれる)は
主要な成果物を中心に、ある程度は覚えておくとよいと思います。
私はエクセルにまとめながら勉強していました。

PMP合格者様の情報を参照すると、 「RITA本」と呼ばれている参考書「PMP Exam Prep」の評価が高く、購入を検討しました。
しかし、PMBOK第6版に対応したRITA本は国内での取り扱いがなく、 海外からの配送のため、時間がかかります。 この本の存在に気付いたのが試験受験の数週間前だったので、購入を見送りました。

使っていない私が言うのも説得力がないのですが、 とても評価が高い本なので、 英語に抵抗がなく、これからPMPの勉強を始める、という場合には 一考の余地があるかもしれません。

PMP Exam Prep: Accelerated Learning to Pass the Project Management Professional (PMP) Exam

PMP Exam Prep: Accelerated Learning to Pass the Project Management Professional (PMP) Exam


試験当日にどんな問題がでたのか別エントリにまとめます。 mogipege.hatenablog.com